DESIGN
Heritage path
石畳や瓦壁からイマジネーションされた、
懐かしさを醸し出す「ヘリテージ・パス」。
エントランスホールで、
住まう人を出迎えるのは、
フランスで切り出された天然の大理石。
まるで、巨匠の手による抽象画を思わせる、
自然が生みだした見事な模様。
根津の深い歴史と、
上野の芸術の森に敬意を払った、
自然の美をデザインの一部としました。
「ルジェンテ文京根津」は、文京区で定める「根津景観形成重点地区」の中に位置しています。界隈には、明治以降の時代に建てられた特徴のある建物があり、積み重ねられてきた街の時間を感じさせてくれます。この街に永く根付くために、外観デザインのテーマを「時の継承」と定め、「色彩」「素材」「形態」「植栽」等で表現しました。
照明デザイナー
株式会社code(旧株式会社トランスデザイン)
街と住空間、仕事と寛ぎ、それらの異なる世界と時間の境界を、照明のもつカタチの無いデザインで柔らかく繋ぎ、プライベートな住空間への入口を創りたいと考えました。まるで時間が止まる様な穏やかで私的な「刻」へとトランス〈超える〉する試みを施しました。建物外階段の梁下を上階から柔らかく変化するグラデーションのライティングで照らし出し、住まいとしての存在感を優しく主張。アプローチ部分では、懐かしい石畳風の路と煉瓦や瓦をイメージした壁の表情を浮き立たせるライティングデザインを施しました。
※掲載の眺望写真は、現地14階より北東方向を撮影(2019年7月撮影)したものです。また周辺環境・眺望は将来にわたり保証されるものではありません。
※掲載の建物写真は2019年9月に撮影したものです。
※掲載の敷地配置図イラストは計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります。